170623「素粒子の世界」

「究極のものとは  素粒子の存在」

 

原子核を構成する陽子や中性子が、究極の単位なのかという研究が行われている。

陽子や中性子を更に分割することが出来るという理論が解明されている。

原子=原子核(陽子+中性子)と電子。

湯川博士は、原子核の中で陽子と中性子がどのように結びついているのかという研究を行い、何かの粒子の存在を理論付けして、それを中間子とした。そして、中間子は宇宙線の中に存在することが確認された。宇宙線は電子の流れであるが、これには色々な粒子が含まれている。 

粒子の探索には、宇宙線の観察と、加速器を使った実験殿二つの形がある。

「加速器利用による粒子の発見」

電子、陽子などの粒子を加速して衝突させ、その時の変化から粒子を検出する。これで素粒子が

見つかってきた。

「素粒子の標準モデル」

素粒子物理学で、強い相互作用・弱い相互作用・電磁相互作用の三つの基本的な相互作用を説明する為の理論である。この中で依然としてヒックス粒子がまだ発見されていない。これが発見されれば、この理論の正しさが証明される。原子の中にある陽子と中性子が何から出来ているかを説明

する理論である。これによると、中性子はクォ-クと呼ばれるグル-プで構成されている。

「クォ-ク」quark

上記の標準モデルによると、陽子と中性子はクォ-クと呼ばれるグル-プで形成されている。

クォ-クには6種類あって、陽子・中性子を作っている。

よって物質は、まずは原子。原子=原子核(陽子+中性子)と電子。陽子と中性子はクォ-クから

成っている。

(筆者)という事は、ものの究極はクォ-クという事であるのか。

「ニュ-トリノ」

電子とニュートリノは素粒子の中でレプトンというグル-プである。ベ-タ崩壊の時に発生することが理論付けされ、その後存在が確認された素粒子。この発見に日本人が貢献した。ニュートリノは相互作用をしない→他のものへ影響しない。小柴博士がカミオカンデでその検出に成功した。

(カミオカンデ)

ニュ-トリノは水の粒子に衝突すると、ほんの短い時間、僅かな光を発する。地下数千mki3千トンの純水を通してこの実験を行ったのである。宇宙線に含まれるニュ-トリノを検出したのである。

「自然界の四つの力」

自然界は次の四つの力に支配されている。この事は前に話した。

・重力    重力子という素粒子があるといわれる。まだ発見されていない。

・電磁気力 光子が電子を交換しているといわれる

・強い力   原子核の中に、プラスの電荷を帯びる陽子と中性子を閉じ込めている力

・弱い力   原子核のベータ崩壊の原因となる力。この作用でものの種類を変える重要な働きが

        ある。

この四つの力を働きを説明するのが、素粒子物理学である。 

「加速器の実験で期待される事」  

・粒子を高速で衝突させることで、粒子が壊れてこれから出てくるものを探知する。

・素粒子を衝突させるとエネルギ-が発生するが、その為に阿多らしい物質に替わっている可能性を

 観測する。

(これはアインシュタインのE=MC2の原理による。)

・現在はより強力な加速器が要求され、山手線の長さに匹敵するものが計画されている。

 これが完成すると、宇宙誕生時の、1/1兆秒後の情況が解明できるといわれる。

「コメント」

難解すぎる。そもそも何の素養も無い人間が3ヶ月に亘って素粒子物理学の講義を聞いてまとめ

ようとするのが僭越。しかし、もう一回「唐人の寝言」を続けよう。