210723④「生命を形づくる分子」

前回まで地球の生命の特徴を述べて来た。今回は、生命を形作る分子について説明する。地球の生命を形作る物質は、沢山あるが、特別に取りあげれば、水と脂質として炭水化物と核酸、蛋白質と

いうことになる。

「地球生命を形作る物質、水、化物・核酸、蛋白質」

核酸はDNARNAが遺伝情報を司る。

生命と言うのは化学反応の集積したもので、これによる代謝によって構造が維持されている。代謝は蛋白質が主役であり、蛋白質の原料はアミノ酸である。

(生命体の代謝)  多くの化学反応

生命を形作る分子として、一番重要なのは水である。色々な形態の水があるが、生命を語る時の水は液体である。地球の生命と言うのは、液体に浸かった分子で出来ている。

生命体で見付かる分子は、水以外は脂質と炭水化物と、核酸、蛋白質である。これが水に浸って

いる。これが細胞壁で覆われている。地球内生命は、食物や酸素などを、体内に取り込み、体内を

循環する水分と一緒に運んで、水溶液の中で起きる化学反応でエネルギ-に変えて、代謝し活動している生命は多くの化学反応で、出来ている以上こうした物質を、出入りさせる必要がある。出入りさせる媒体が、水である。水の特別な性質は、他の物質を溶かしこむという事。

脂質

次に重要なのは脂質である。細胞膜に不可欠な分子である。これは脂質の特性である、
親水性の分子と、水に溶けない分子とが、分子の両端にあって、重なり合って細胞の壁を、作って

いる。細胞壁と言うのは生物にとって、極めて重要な区画化のポイントである。

炭水化物

これは、糖と呼ぶものである。他の分子と結合して、より大きな分子を作る為に必要な構成要素で

ある。また、糖は核酸という、遺伝情報・或いは生命が生命たらしめるように、代謝が進むことを書き込んだ遺伝子情報などを作る原料である。核酸には二種類あって、DNARNA、主役はDNAである。

DNAは生命の情報保存システム。RNAはそれを運ぶ役割。

蛋白質

蛋白質は別の大型分子を作ったり、他の分子を修理したり、エネルギ-の供給を確保したり・・・・。触媒(西部の中では酵素という)も、蛋白質である。

蛋白質は何で出来ているのか。→アミノ酸が繋がっている。代謝に於いて、蛋白質が色々な

化学反応を司っているのが、最も重要な役目である。
代謝と言うのは、生命体で発生する膨大な化学反応を意味するが、それを酵素という形で制御しているのが蛋白質。
生きているという事は、代謝が継続していることである。

アミノ酸は宇宙には多数あるが、地球生命が使っているのは20種類である。地球生命にとって、

使い勝手の良いものを撰んだのであろう。

 

こうして見て行くと、生命はプロセスだ。プロセスそのものも、その遺伝情報もRNAに書き込まれて

いる。細胞の中には、リボニン・ミトコンドリア・葉緑体の三つの細胞内小容器がある。

この三つが細胞の代謝の原動力である。

リボニン  蛋白質を作る

ミトコンドリア  リボニンのエネルギ-を作っている

葉緑体   光合成の元 すべての生物のエネルギ-の原点

「コメント」

 

どんどん、地球外生命から遠ざかっていく。生命の定義を極めないと、先へは行かないのか。暑いのに。