200517⑦「糖質依存に陥らないために」

「甘いものを食べると幸せな気分になるのは何故だろう」

→脳はすぐにエネルギ-になる糖質を常に求めており、脳の報酬系を満足させ欲求不満解消になるから。甘くおいしいものを食べ続けると、脳の報酬系がマヒしてより多くを求めるようになる。

・脳が糖分を求める理由    脳は常にエネルギ-になる糖分(グルコ-ス)を求めている。

 

「脳のエネルギ-源は、糖分(グルコ-ス)だけではない。」→炭水化物の摂り過ぎは問題。

今まで、脳のエネルギ-源は糖分(グルコ-ス)なので、毎食炭水化物を摂取しなければならないといわれてきた。これは間違い。むしろ炭水化物の取り過ぎには問題が多い。特に高齢者に。

・人体は糖質よりのグルコ-スが不足すると、脂肪やアミノ酸を燃焼させてエネルギ-を作る。飢餓状態になると筋肉、脂肪も減少するのがこれである。これはミトコンドリアの働きである。この方が

エネルギ-生産には健康的。

・普通、血液中の糖質が減少すると、まず中性脂肪が分解されてエネルギ-となる。

・しかし脳は、糖質に固執する。隙あらば、使用効率の良い糖質を摂取するように人体を仕向ける。健康に為には、この脳の指令に反しなければない。→特にストレスを感じると、糖質に向かわせる。

「糖質過剰の問題点」

・糖質の分解過程で活性酸素が発生する。

・糖質過剰は、万病の元の糖尿病のリスクを増大させる。
・高齢者は糖質の分解機能が落ちて不純物が残りやすくなる。よって炭水化物摂りすぎ、お菓子などの間食は良くない。
むしろ脂肪アミノ酸を分解してエネルギ-とする蛋白質脂肪の摂取が好ましい。

・アルツハイマ-病患者の70%は糖尿病、高血糖者と言われる。

 

「果糖の問題点」

・菓子類などから大量に摂取される果糖は、肝臓で代謝され、中性脂肪や内臓脂肪として変換される。また現在の果物の糖度は高く、むしろ危険なほどである。昔の果物の甘さは人参程度。甘い果物は要注意。

・インスリンに影響しないで健康的な糖分と言われたが、実は危険なものである。食品会社のウソ。

 

「コメント」

果糖が実に危険だと講師は言う。私もそうだと思うが、その理屈がもう一つ理解できない。

・老人には炭水化物、糖質は良くない。

・甘味十分な菓子ジュ-スは禁物。