200531⑨「健康と若さを保つカギ」

「健康長寿の人と老化と病気がちの人との体内の差は何か」

体内に慢性炎症を起こしているかいなかの差である。

 

「遺伝子と生活習慣」

病気は生活習慣から起きる。

 今まで病気は遺伝子と生活習慣の要素が互いに関与して発生すると考えられてきた。

   しかしほとんど全て生活習慣からきている。

・長寿者が持つリスク遺伝子と発病している人のそれとは差異はないことが判ってきた。

「人間は百歳まで生きることを約束されて生まれる」

・人間は百歳の回数券を持って生まれてくる。どういう健康的な生活を送るかで寿命は決まってくる。

・細胞染色体の先端に染色体を保護する役目のテロメアという構造がある。これが脱落することで

  細胞劣化が起きるとされる。テロメアを費消するのは悪い生活習慣であるという。テロメアは成長の

  ための細胞分裂と、悪い生活習慣によって減少する。

・生活習慣病は細胞が死滅し、限りある細胞分裂を早める。これが寿命を縮めるのである。

「慢性炎症」→活性酸素が体内に慢性炎症を引き起こす

・テロメアを減少させるのには活性酸素がある。生活習慣病やがんにかかると、病気の細胞を排除するために免疫は活性酸素を発生させる。これが又テロミアを減少させる。

・長寿者には慢性炎症が少ない。免疫の60%がいる腸に炎症が起きると大変である。

・四大疾病は夫々の臓器が病気になったと思っている人が多いが、血管の慢性炎症がそれぞれの

 臓器に病気を引き起こしているのだ。

「腸漏れと自閉症」

自閉症は子供の社会的、コミュニケ-ション能力の未発達の障害。最近自閉症と腸漏れの関連の

話題が出て来た。自閉症の人の最大の課題は胃腸障害といわれる。下痢・便秘・・・。腸内細菌の

少なさも分かってきた。

 

次回への問題

腸内環境を整えたり、炎症を抑えるために必要な栄養素は何か。現代人に不足しているものである。

 

「コメント」

腸が大事、生活習慣が大事はよくわかったし分かっている。具体的にどうすべきか、それも年代別、それぞれに。寿命の回数券の残りが少ない私は。