科学と人間①「地球と生命の46億年史」       丸山 茂徳(東京工業大学 地球生命研究所特命教授)

160527⑧中・新生代~哺乳類の誕生と進化、恐竜の大繁栄と絶滅

 

「地質学の分類」

太古代 (始生代)   地質年代の最古の時代  25億年前以前から46億年前

原生代          始生代の後  25億年前から5億4000万年前まで

・古生代

  原生代の後、中生代の前。5.4億年前から2.5億年前まで。

  カンブリア紀・オルドビス紀・シルル紀・デボン紀・石炭紀・ペルム紀

  植物は隠花植物(藻類、シダ類)、動物は海生の無脊椎動物(珊瑚、海百合・・)

・中生代

  古生代の後、新生代の前。2.5億年前から6500万年前まで。

  三畳紀・ジュラ紀・白亜紀

  陸上ではソテツ類、松柏類、シダ類が発展し巨大な爬虫類が栄え、鳥類・哺乳類が現れた。

  海中ではアンモナイト、二枚貝類。

「中生代の生物」

生物は、古生代以来陸上に進出し始める。石炭紀には酸素濃度が大気の30%まで上昇し動植物の黄金時代が到来。

ところが2.5億年前に超新星爆発による急激な寒冷化によって古生代生物は大打撃を受ける。 

そして中生代になると再び新たな生態系が生まれ、哺乳類が大進化する。

「生物進化」

この時代大陸は分裂し移動する。例えば超大陸であったパンゲアは分裂し移動して現在の初大陸となる。

パンゲアの北半分をロ-ラシア、南半分をゴンドワナと呼ぶ。

これによって生物は夫々の大陸で個別の進化を遂げることになる。

この内容が当時の大陸古地理の研究、ゲノム解析の進歩、化石の研究によって近年詳しく分かるようになってきた。 

大陸古地理は、地球物理学者・地質学者の協力によることが大きい。

「中生代の主役の恐竜」

哺乳類と爬虫類は古生代末期の超新星爆発による寒冷化を生き延びた。そして最初の恐竜が中生代初期に誕生した。

超大陸パンゲアの分裂により5つの大陸が出現する。これに伴って各大陸で恐竜が多様化し進化した。

「恐竜の絶滅」

恐竜は中生代末期、6500万年前に一斉に絶滅する。これは古生代に起きたと同じように暗黒星雲に遭遇することに

よるオゾン層の崩壊、日射量の減少による寒冷化、光合成植物の減少、巨大隕石の落下などの複合原因による。

これは暗黒星雲との遭遇によるとされるイリジュウム濃度の増加によって証明されている。

徐々に進行していたこれらの減少によるダメ-ジと、6500万年前の多数の隕石落下がとどめを刺したのである。

 

「コメント」

講師の話だけでは全くスト-り-をまとめられない。講師の頭の中では整理されているのだろうが、話すと支離滅裂。

国語力のなさと、一人よがりさには手が付けられない。テキストと、WEBでの情報で何とか書くのが精一杯。

研究者であって、教師ではない。NHKは人選を誤った。

しかし、これをやることで何かは残るのでGIVEUPはしないぞ。もう一月の辛抱