210527  ロ-マ帝国衰亡史 普及版  エドワ-ド・ギボン PHP研究所

                              

●読了  21年5月27日

●読書のきっかけ

  前々から読みたいと思っていた。

  数十年来のの愛読書「海の男/ホーンブロワ-」シリーズ フォレスタ-作

  主人公が航海に出るときにかならず持っていく本がこれである。そして西欧の知識人の必読書とも。

  更に塩野七生ローマ人の物語」にも触発された。原型はシリーズ8冊であるが今回は上下二冊の普及版

  とした。

●著者

   19世紀英国の作家

●あらすじ

   ローマ建国から滅亡までの、2千年の歴史

●感想

   15世紀オスマントルコによる東ロ-マ帝国の攻略によりローマは滅亡するが、その遺産はイスラム

   により継承され、現在も世界の文化に継承されていることをひしひしと感じた。

   永続したのは多民族への寛容さ、多神教。これがロ-マの胆であろう。
言語・文学・

   宗教・美術・法律・政治そしてユリウス暦によるグレゴリウス暦(現在の太陽暦)

        特にヨーロッパを理解するにはローマ史が不可欠、又教養としてもローマ史は不可欠と言われる。
   しかし余りにも長いので、
老人の体力・忍耐力ではきつい、普及版で助かった。

   ただし血湧き肉踊るのはシーザ-の所であった。次はガリア戦記だ。