210607 佐藤可士和の超整理術 佐藤 可士和 日本経済新聞出版社
・NTT
●読了 21年6月7日
●読書のきっかけ
日経新聞の読書欄の推奨。同じタイミングで、家内と偶々来た長男が、タオルをネタに
佐藤可士和の話をしている。今治タオルとか。三人それぞれにきっかけは全く別に作者の事を
知ったのだ。アートディレクタ-の作者は新美術館で、展覧会を開催していたが緊急事態宣言
途中中止。長男は今回の上京で見るのを大いに期待していた由。新聞を読まなければ、二人の
話題に全くついていけなかった私。
●著者
1965年生まれ、多摩美。アートディレクタ-。2007年初めての著書。
スマップのアートワ-ク・キリン極生・蔦屋・ファストリ・明治学院
ユニクロ・・・・などのアート プロモ-ションに関わる
●あらすじ
作者に求められるのはデザインとかプロモ-ションで、それを作り出す思考過程については
求められることは無かった。しかし、漠然とこれを形にしたいとは思っていて今回勧められて
纏めたのが本書。
結局、物を作り出すのは整理することと気付く。まずは物の整理。続いて思考の整理、
クライエント情報等の外部情報の整理。そうすれば自然と課題の解決に繋がるという。
●感想
最初は最近流行の断捨離の類かと思ったが、全く違った。再読して内容をかなり理解し、
感銘を受けた。単なる受けの良い広告屋かと思ったが、やはり一流は違うし、どの世界にも
通用する手法・進め方を持っているものだ。作者はそれを整理術という。
・空間の整理 身近な机の前から始まり、PC、資料・・・ ほぼ形のあるもの
・情報の整理 テキスト、画像、人の話、クライエントの要望、世の中の動き
・思考の整理 自分の頭の中の整理、形にしていく 見えないものを見える化する
結論 整理は全てに通ず
本当に頭のいい人
息子の座右の書とか。新聞のお陰で遅ればせで、話題に入れた。ヤレヤレ。