170519「宇宙空間に円盤が多いわけ」

「概要」

宇宙には多くの物体が円盤状に回っている。重力によって集められたガスの塊は回転を始め、

遠心力によって円盤の形になる。太陽系もそうして出来た。

「宇宙の円盤形成の過程」

ガスが宇宙で集まると重力が出来て、周囲のガスを引きつける。これを繰り返して次第に大きくなって球状になる。そして宇宙の成分の多くは回転成分を持っていて、回転を始める。更に遠心力が働いて円盤状になっている。太陽系もこうして出来たのである。

「太陽系の形成と超新星爆発との関わり」 

太陽系と言うのは、恒星の太陽と8個の惑星、それと小惑星などを含めて、太陽の重力の影響して

いる範囲を言う。

太陽系は、初めはH・Heを成分とするガスと、C・Feを含む微粒子の円盤から出来た。Feより重い

元素は、超新星爆発で生まれることは既に話した。地球上にFeより重い元素(金・銀・ウラン・・・・)

などが存在することは、超新星爆発が起こってそのガスを元にして、地球が出来たことを示している。

(太陽系惑星の中身)

太陽からの距離の差によって、その成り立つ中身が違っている。

水星・金星・地球・火星      岩石質から成っている

   木星・土星              ガス(中心部は固体)

   天王星・海王星           氷

「流れ星」

宇宙空間にある1mm~数cm程度の塵が、地球の大気に飛び込んで、高温になって気化する時に

放つ現象である。

「小惑星」

太陽系には8個の惑星以外に、サイズの小さい天体が無数に存在する。そうした小天体のうち、周りにガスや塵を持たないものを小惑星と言う。太陽系内に広く分布しているが、特に火星と木星の間に大多数の惑星が存在する。ここを小惑星帯と言う。小惑星の中でも、特に地球に衝突する危険が

あり、衝突時に地球に与える影響が大きいものを「潜在的の危険な小惑星」という。近年、この危険性が指摘され、観測の強化、その対策がなされつつある。

「彗星」

太陽系内の天体の一種。太陽を一つの焦点とする楕円・双曲線軌道を描く。太陽に近づくとその熱でガス雲を発生し、明るく輝く尾が観測される。中国日本ではその出現を妖星として忌み嫌った。彗星の成分は太陽系が出来た時のものを保存しているので、重要な資料とされる。特にハレ-彗星は

76年周期で地球に近付くので、人は一生で一回見ることが出来るとされる。

「水の起源」

生物の生存に不可欠な地球の水はどうして出来たのか。地球生成の時にできた水は蒸発して無くなる。その後地球の温度は下がる。海は地球内部からしみ出した水で出来たと思われるがこれは違う。小惑星が運んできたと今は考えられている。小惑星が地球に衝突した時に持ち込んだものである。地球は水の惑星と言われるが、その量は地球全体からすると極めて少量である。地球の今は過去の小惑星との衝突のお蔭なのである。

 

「コメント」

今日の話も、個々の話はそれとなく理解できるが全体の話のすぐ道が分からない。演題との関連はもう一つ。これも又、私の理解力不足とこれだけの話を短時間に講義する方も大変。素人としては、この程度の理解でいいのかな。