「戸籍からみる古代の家族と社会」        岡山大学教授 今津勝紀

210626 私の日本語辞典 ④古代人の人生・戸籍制度の崩壊 最終回
210622 私の日本語辞典 ③結婚
210612 私の日本語辞典 ②再婚が多かった
210605 私の日本語辞典 ①古代の戸籍の目的と記録の仕方
     

   「薬名からたどる薬用植物の不思議な世界」 

             理科学研究所環境資源科学研究センタ-長 斉藤和季

 

       私の日本語辞典「雑草にも名前がある」 

            講師     浅井 元朗(農業・食品産業総合研究機構)

 

            聞き手    秋山和平アナウンサ-

 160709 私の日本語辞典   ②「雑草にも名前がある」  
 160702 私の日本語辞典  ①「雑草にも名前がある」  

「万葉語の由来をさぐる」  講師  多田 一臣(東京大学名誉教授)

              聞き手 秋山 和平アナウンサ-

日本古代文学研究、日本古代文化論の第一人者。中でも万葉集や古事記、日本霊異記などが専門。特に万葉集については、これまでの語彙解釈に飽き足らず、歌に用いられたことばを支える社会的文化的背景を視野に入れ、ことばの根源に近づこうとする試みを、近著「万葉語誌」(編著)で行った。多田さんによると、「各語に内在する古代的な論理や世界観を掘り起こす」ものだという。「万葉語誌」ではとりあげた150語のうち多田さん自ら40語を担当している。番組では、多田さんに万葉語の新しい視点を詳しく話してもらう。また「日本霊異記」についても、お話を伺う。

 

15/10/31

万葉語の由来をさぐる

万葉集と日本霊異記⑤

15/10/24

万葉語の由来をさぐる

強語り、空、衢・・・     ④

15/10/17 万葉語の由来をさぐる 影、心、魂とは    ③
15/10/10 万葉語の由来をさぐる 万葉集の言葉150   ②
15/10/03 万葉語の由来をさぐる 万葉集の成り立ちと目的①

 

「百人一首」から広がる日本語の世界  同志社大学教授 吉海 直人

百人一首は正月かるたの定番だが、実は、その成立の経緯・歌の選択基準・解釈などについて、藤原定家がかかわったという事実以外は 多くが謎に包まれたままである。

選ばれた歌人や歌への疑問、かるたの絵姿の不思議、江戸川柳や近代文学への影響など、いろいろな秘密を宿しながらも、長らく親しまれ続けて来た百人一首とは、いったい何か?今回は百人一首に ついて、その言葉を読み解くとともに、現代にも繋がる百人一首の世界を味わう。

  放送日 内容
4 13年1月26日 歌人とカルタ絵
3 13年1月19日 選歌の基準
2 13年1月12日 藤原定家と百人一首
1 13年1月5日 百人一首とは
 
 
 

万葉歌人の植物観  帝京大学教授 木下 武司

新年の門松に始まり、七草粥、花見、菖蒲湯、七夕飾りのササ、月見のススキなどなど、日本人の生活習慣・伝統行事には、植物が主役となるものが多い。万葉集には約4500首の歌が詠まれているが、そのうちの約1500首に植物が詠み込まれ、その種類は160以上といわれている。しかしこれら万葉表記の植物名は、現在の植物の種名と必ずしも一致しないし、登場頻度も現代の感覚とは違ったものがあるという。万葉集に登場する植物の呼び名や表記、その謂われを考証するとともに、万葉時代の人々の植物に対する感覚と表現を探ってみる。

  放送日 内容
5 12/12/29 ワラビ
4 12/12/22 ススキ・ハギ
3 12/12/15 サクラ
2 12/12/8 アサガオ
1 12/12/1 万葉人の植物観